どうつくるかを考え、
その品質に責任を持つ。
私は、「生産管理」「生産準備」「品質管理」という3つの業務を行なっています。「生産管理」は、いつ、どの機械で、何をつくるかを計画し、すべての製品が予定どおりに納品できるようにコントロールする仕事です。故障で動かせない機械が出たり、急な受注が入ることもあるので、刻々と変わる状況に合わせて柔軟に計画を組み替えています。「生産準備」は、新たな生産を依頼された際に、どう加工するのかを考える仕事です。どうすれば品質が安定するのか、刃物は何を使えば良いか、治具はどうつくれば良いか、様々なことを考えながらベストだと思う生産方法を考えます。また、「品質管理」では、生産した製品を無作為に抜き取り、3次元測定機などを使って、設計図どおりになっているかを検査します。
正解がないから、
もっと優れた方法を考える。
生産管理は、大庭製作所の品質に直結する重要なポジションです。特に「生産準備」は、10人いれば10通りのやり方がある正解のない仕事のため自問自答の繰り返しです。加工方法や加工時間、コストなど、様々なことを考慮し、最適だと思える方法を導き出さなければいけません。もっと効率の良い方法はないか、省ける無駄はないかなど、客観的な視点で見ることが大切だと思います。だから、現在製造業に関心がない人でも、経験さえ積めば生産管理の仕事ができるのではないかと思います。私が仕事をするうえで大切にしていることは、作業者に信頼されること。忙しい時でも、あいつが言うならやってやろう、そう思ってもらえるように、品質に妥協せずに仕事に取り組むように心がけています。